2015年6月6日土曜日

集団的自衛権行使は違憲にあらず?


今朝の札幌市:晴・微風 予想最低気9℃・最高気16

昨日からの続き

憲法審議会は、衆議院及び参議院に設置されている。

衆議院公式サイトより
憲法審査会は、日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する
基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、
憲法改正原案、日本国憲法に係る改正の発議
又は国民投票に関する法律案等を審査する機関です。 


ウドの花のなごり
うど:独活と書く
なんでこの字でこの名前?
無駄に大きなたとえに使われる。
支持率が高く
無駄と言われていないのが晋ちゃん。
不思議?

そして2015年6月4日午前9時

衆議院憲法審査会(今国会第3回目)が開催された。


(案件)
憲法保障をめぐる諸問題
(特に、①立憲主義、改正の限界及び制定経緯、 ②違憲立法審査の在り方について)

・参考人より意見聴取(参考人)

早稲田大学法学学術院教授        長谷部 恭男 君

慶應義塾大学名誉教授
弁護士                     小林  節 君

早稲田大学政治経済学術院教授      笹田 栄司 君

・参考人に対する質疑


立憲主義を調べる
政府の統治を憲法に基づき行う原理

違憲立法審査を調べる
法令が憲法に反していないかを審査すること。
主に裁判所が行う。

つまり、この日の案件は、集団的自衛権の行使についての
参考人意見聴取ではない。
民主党 中川正春 衆院議員の質問
今の(国会で審議中の)安保法制、憲法違反だと思われますか
の質問に応えた形。


そして三名とも本来の議案ではなかったが
集団的自衛権の行使は、違憲と発言したわけだ。



会長をトップに全50名
自民党   31名
公明党    4名
民主党    8名
維新の党   4名
共産党    2名
次世代の党 1名

圧倒的に与党が仕切る会の中で招致した参考人が全員違憲と発言しているわけだ。


憲法審査会 デジタル朝日新聞より
2007年8月に衆参両院に設置された機関。
憲法や関連法制を調査し、憲法改正原案を審査する。
国会が憲法改正を発議するためには、
両院の審査会が改正原案を過半数で可決し、
さらに両院の本会議で3分の2以上の賛成を得ることが必要。
審査会は衆院が50人、参院が45人で構成されている。

参考人がなんと言おうと審議会委員の過半数賛成で
本会議に提出されるということになる。
とあれ、この三名の参考人の発言は、重い。

首都大学東京 木村草太准教授 憲法学者 東大助手を経て06年から現職
デジタル朝日新聞より
集団的自衛権の行使を容認するのか、その手段として解釈改憲が適当か。
二つを分けて考えるべきだ

とした上で

国家は、憲法で禁止された行動ができないだけでなく、
憲法に根拠規定がない行動もできない。
違憲だと訴えられたら致命的だ。

と言い、続けて

集団的自衛権の行使の結果、
政府が訴えられれば、巨額の賠償責任を負う可能性があるということだ。
たとえば命令を拒否して懲戒処分になった自衛官や、
本土への報復攻撃で被害を受けた人々から、
国家賠償訴訟を提起される可能性がある。
不安定な法的基盤のもとでは、首相は不安を抱えて集団的自衛権を行使することになる。

と発言している。

三名の参考人は、日本の法曹界に多くの人材を教育してきた。
またこれからもしてゆく人たち。
その人たちの意見は、法曹界の意見につながるということ。
俺でさえ集団的自衛権行使は、違憲と断言できる。
国際的にも政権が憲法の拡大解釈をすると
無法者国家と見られ信用失墜となる。

それでなくても
日本国首相阿部晋三は、IOCのプレゼンテーションで
コントロールされている放射性物質発言をした。
もうすでに太平洋の対岸カナダ西海岸で影響が確認されている。

大きな嘘を見過ごす日本人と世界に刻印されているかもねぇ。


首相阿部晋三 5月14日の記者会見を今一度見直す


まず冒頭 
70年前、私たち日本人は一つの誓いを立てました。
もう二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。
この不戦の誓いを将来にわたって守り続けていく。
そして、国民の命と平和な暮らしを守り抜く。


その通り
そして、日本を取り巻く環境が変化した事例を並べる

アルジェリア、シリア、そしてチュニジアでの日本人テロ犠牲
北朝鮮の脅威
自衛隊機スクランブル発進の10年前比7倍増加

その上で話し合いを重視した平和的外交を行ってきたと訴える。

いいじぁない、それを続ければぁ。

でも
同時に、万が一への備えも怠ってはなりません。

ときた、
これからが本音部分

先般のアメリカ訪問によって日米のきずなはかつてないほどに強くなっています。

アメリカの軍事負担を減らします~と約束したからアメリカは、ご機嫌だ。

日本が攻撃を受ければ、米軍は日本を防衛するために力を尽くしてくれます。
そして、安保条約の義務を全うするため、
日本近海で適時適切に警戒監視の任務に当たっています。
私たちのためその任務に当たる米軍が攻撃を受けても、
私たちは日本自身への攻撃がなければ何もできない、何もしない。
これがこれまでの日本の立場でありました。
本当にこれでよいのでしょうか。

ちょっとまって、日本近海 とは、どこを指すの?

自国の領海は、200海里までで
そこまでは、海上保安庁がそして、自衛隊が監視してるんじぁないの?
その領域内で日本国籍であれ、外国籍であれ攻撃されたら

自衛できるでしょう。
それが、個別的自衛権だべ。

文中略

国会の承認が必要となることは言うまでもありません。
極めて限定的に集団的自衛権を行使できることといたしました。

国会だけでなくと国民の承認も必要だべさ、
集団的自衛権を行使しようとするなら憲法の改定をしなければだめでしょ。
晋ちゃんの念願の憲法改定を正面から国民に問えばいいだけのことだべさ。

憲法とは、
国家の組織や権限、統治の根本規範(法)となる基本原理・原則を定めた法規範をいう。

だぞ、

憲法を勝手に解釈して権力を行使しようとするのは非常に危険。
政権の暴走は、ヒトラーを生んでしまう。




このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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